頭脳警察セカンド

「頭脳警察　セカンド」

頭脳警察

１９７２．５月発売

銃をとれ！～マラブンタ・バレー　　さようなら世界夫人よ　　コミック雑誌なんか要らない　　それでも私は　　軍靴の響き　　いとこの結婚式　　暗闇の人生　　ふりかえってみたら　　お前と別れたい

久々の音楽記事です。頭脳警察！かっこいですね。セカンドアルバムですが、実質のファーストでしょうね。７２年３月にファーストアルバムが出るのでしたが、歌詞の内容があまりにも過激すぎるため発売中止になったそうです（その後、自主制作で限定販売されましたが）
このセカンドも発売２ヶ月で発禁になったそうです。僕は２５の時、再発のCDで初めて聞きました。

銃をとれ！～マラブンタ・バレー　　しょっぱなから、かっこいですね♪強烈なパーカッションのリズムとパンタの迫力あるボーカル！痛烈な歌詞！！良いですね！！
　　鉄格子のに囲まれた俺達は　闇の中で何を夢見たらいいのさ
　　笑って騒いでわめきちらして　カラッポの頭で狂い咲くだけ

さよなら世界夫人よ　　一転変わってバラードです。ヘルマン・ヘッセの詩を劇的にアレンジして淡々と歌うパンタ！！
　　さよなら世界夫人よ　さあまた　若くつやつやと身を飾れ
　　僕等は君の泣き声と君の笑い声には　もう飽きた

コミック雑誌なんか要らない　　単純なロックンロール♪でもなんかひかれてます(^○^)

それでも私は　　８分の大作です。パンタ自身のそのときの心情を歌にしたのかなぁ～？自分が何を求めようとしているのかわからない！友達からは変わり者といわれ、教師からは許せないやつと言われ、恋人からも堕落したと言われ、、、、でも何かを求めている。でも、わからない、生きるということが・・・・・・
　　こんな俺にはわからねぇ　生きるという事が　幸せに生きる奴らと
　　俺との間にある壁が何か　それでも俺は求めつづける　何かを・・・・・何かを

いとこの結婚式　　唯一このアルバムの息抜きポイントですかな？重たいアルバムの中でフォーク調でなかなかの名曲です。

暗闇の人生　　一番発禁に触れたのが、この曲じゃないでしょうか。もろに薬の名前が出ますからね。。。でも、一番僕はお気に入りですね。リズムとメロディーのバランス、歌詞との絶妙な感覚！！聞いていて耳に心地よいです。でも、歌詞の内容は凄いですが！！
　　一度だけ病院でにがい薬を飲まされ　毒牙にかかったかのように
　　・・・・・をうたれたかのように
　　妙に素直になっちまい　気がついたら爪ははがされていた　
　　頭の中はからっぽにされていた

お前と別れたい　　最後を飾る曲。これもビートが利いてトシのパーカッションがいい味出してますね。ほんと、頭脳警察にはトシの存在が大きいでしょうね。この曲も、発禁対象ですね。
　　お前のいやしい悪夢が夜を苦に変える　真の愛の訪れを　今日も待ちつづける
　　だけど・・・・・・だけが慰める　いつか旅に出たい
　　夢幻の彼方から俺をよび　星を求め続ける

ほんと、初めて聞いたときは感動！！しましたね。昔から、ファーストとセカンドは幻の名盤って言われてましたから、インパクトありました。日本のパンクロックの草分け的アルバムでしたね。ファーストは最近再発（インディーズかな？）されてるようですね。まだ、僕は持ってません、、、いつかは買うつもりですが。